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検知機能のほか、郵便車両に搭載したIoT機器を活用することでサービス向上を図っています。また、いろいろなデータを収集し分析等を行う基盤(プラットフォーム)を構築し、市保有データの可視化・共有化を実現しています。今後、見守り活動を行う市民ボランティア等のインセンティブを仕組みとして取り入れることなどを検討する予定です。土肥 ですね。伊藤 く市内をくまなく走っているのです。電柱に取郵便車両に目をつけたところが面白いそうですね。郵便のバイクは、とにかり付ける固定式検知器に加えて、郵便車両にも取り付け、さらに道路保全のための画像撮影用カメラも搭載しました。IoT機器が移動することで、都市インフラとしての新たな価値を生み出していくのではと期待しています。道路の維持管理に向けてもかなり有効に働くと思います。今後は、綜合警備保障株式会社(ALSOK)など民間事業者の車両も活用し、都市のセキュリティ向上を目指したいと考えています。土肥 たくさんの事業者が関わっているのですね。その中でNSRIはどのような役割を担っているのですか?伊藤 NSRIは、官民連携見守りサービスの導入や、生活利便向上に資するプラットフォームの構築といった社会実装に焦点を当て、スマートシティ(ICTなどを活用して生活の質を高める都市)のあるべき姿を検討しました。本事業の代表企業として、プロジェクト全体のデザインを行うとともに、市へのコンサルティングを行いました。その他、日本電気株式会社は基盤ソフトウェア「FIWARE」(ファイウェア)を活用したスマー左 |土肥研究員 右 |伊藤主任研究員3

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