Kodama Ken
交通とは、“人間でいうと血管のようなもので、人・物を運ぶ重要な役割を担っている”とよく言われています。これはもちろん正しいことですが、実はもうひとつ、"幸せを運ぶもの“ではないかと考えるようになりました。これまで関わった仕事で見てきたものは、難しいレポートではなく、ベトナムの都市での、恋人同士がひとつのバイクに乗って楽しげに移動している様、日本の中山間地域でバスが走らなくなって困っている高齢者、ひとつの駅のエレベーター設置がもたらす笑顔だったと感じています。これからも都市・交通の研究に関わりながら、環境負荷の少ない都市と同時に笑顔が多い都市を創れればと考えています。