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旅する研究員経済発展が続いているタイでは、温室効果ガス排出量削減に向けた取組み意欲が高く、地域レベルで効果的に削減するための制度設計を進展させています。低炭素まちづくり実現に向け、今回はリゾート型都市ホアヒンのまちを視察してきました。日本でよく知られているタイのビーチリゾートといえば、プーケット、サムイ、パタヤですが、バンコクの南西約200㎞、タイランド湾に面したホアヒンは、タイ王室の保養地として古くから発展した由緒あるリゾート地です。バンコクからは、バス、鉄道等の公共交通機関を利用して訪れることができます。鉄道開通は1911年。ホアヒンの駅舎は、赤と白を基調とした可愛らしい造りが印象的で、「タイで最も美しい鉄道駅」として知られています。プラットフォームには、かつて王室が使用していた専用の出張で訪れたまちをご紹介します7待合室が残されています。現在は使用されていませんが、貴重な歴史資料として保存されています。市内は、落ち着いた街並みが形成されています。路地を入ると、リーズナブルで美味しいタイ料理を朝からいただけます。一方で、ナイトマーケットも有名。洋服や工芸品などのお土産類や、食べ物を売る屋台が並び、毎夜賑わっています。白い砂浜が続くビーチでは乗馬が、また名門コースでのゴルフなども楽しめるホアヒンに、ぜひ一度足を延ばしてみてはいかがでしょうか。村井 美由紀|むらい みゆき研究員専門は環境配慮型の都市計画。行き慣れたいつもの場所も、少し道を変えて歩くだけで新たな発見があります。そこから見える景色、雰囲気のいいお店や空間、生活感…そんな些細な楽しみをもつ時間を大切にしていきたいです。ホアヒン駅の待合室ホアヒン駅路面店タイ麺ホアヒンの海岸路地王室の別荘地 ホアヒン

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