ビッグデータ・オープンデータを用いたコンサルティングサービスは、クライアントと料理を作るプロセスに似ています。今回は、データを”食材”に、分析手法を”レシピ”に置き換えて、やや硬いプロセスを比喩的にご説明するとともに、静岡市で鉄道沿線地域一帯の活性化を目指す静岡鉄道株式会社の実例をご紹介します。食材(データ)をそろえる料理に例えると、ビックデータ・オープンデータは”食材”です。一言で”データ”といっても、スーパーに並ぶ食材と同様に、その種類は多岐にわたります。NSRIは、これらの食材を組み合わせて調理するいわばシェフのような存在ですが、どのような食材が、どのお店(民間企業が販売?/国・自治体がオープンデータとして提供?)で入手できるのかを日々ウォッチしています。具体的には、データビジネスユニット(DBU)という社内組織を編成しており、民間の情報・通信事業者とのネットワーキング、国・自治体が公開するオープンデータの整理を継続的に実施することで、目的に応じたデータにすぐにアクセスできる環境を整備しています。クライアントが求める料理(得たい示唆)を突き止め、レシピ(分析手法)を組む次に、クライアントが求める料理(得たい示唆)を把握し、それに応じたレシピ(分析手法)とメトピック6ニュー(複数の分析項目)を組立てます。把握することが目的の場合は、”国勢調査”や”将来推計人口”等のオープンデータを用いた分析手法をご提案します。尚、クライアントが想定するコストを踏まえたうえで、適切なレシピとメニューを組むことも重要です。有料のビッグデータ、無料のオープンデータ、クライアント自身が保有するデータを組み合わせて、リーズナブルな分析項目をご提案します。料理ができたらみんなでシェア!示唆に富む分析結果は、関係する他部署とシェアし、協力して具体アクションに取組む土台を作ることが重要です。具体的には、部署横断的な勉強会やワークショップを実施し、定量分析に基づく示唆、具体的なアクションを共有することで、社内全体で行動変容に向けた機運を醸成すること等が挙げられます。具体的には、特定日の詳細な人流把握が目的の場合、通信キャリアが販売するビッグデータを用いた分析手法をご提案し、地域の過去・現在・将来の人口増減を料理に似ている?ビッグデータ・オープンデータを用いたコンサルティングのプロセスTopic
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