view132 Oct. 2021
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3Dホログラムサイネージによるフロアマップ映像配信の相関関係があることがわかりました。歩行者をたくさん通せば、その沿道が儲かるとか賑わうというわけではないという結果がお互いの研究で出ているのは非常に興味深いです。アパレル系店舗が沿道に張り付いていると移動しにくいという相関関係も出ているので、土肥さんの分析結果と傾向が同じですね。商業と一体となった大手町駅の連絡通路(OOTEMORI)筧今年は壁面の有効活用についても研究したいと考えていて、人通りの多い場所で人が歩く際の視線のあたる先をヒートマップ化することで、どの壁面に広告や誘導案内を出せばよく見られるのかがわかると思っています。定量化することで、平面的な歩行者空間活用だけでなく、立体的な活用を提案できるようにしたいと考えています。土肥空間を定量化して立体的に活用できると、また色々なことができるようになって面白そうですね。私たちは現在、大手通信事業者で新規事業に取り組む方々と一緒に、広告価値の可視化と最適なタイミングでの広告配信を可能とする仕組みの構想検討を行っています。今年の春には、3Dホログラムサイネージでの映像配信と人流データを用いた広告媒体価値の定量化の実証実験「∞VISION」プロジェクトが実施されました。空間に浮かび上がるように見える3Dホログラムサイネージは、歩行者量の多い通路でもかなり目を引き、注目を集めていました。このような斬新な情報配信で、より多くの人を施設や店舗へ誘導し、売上向上への貢献やエリアの活性化を目指しています。まちの情報を見える化し、より安全に、より快適に。分野を横断したコラボで新たなチャレンジを。土肥コロナ禍で密を避けるために混雑度を可視化する取組みも行われていますが、休憩ス4

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