view135 Jul. 2022
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住民参加の方法藤田都市計画マスタープランは、都市計画やまちづくりの基本的方針を示すという性格から抽象的になりがちです。一方で、住民の地域への想いや課題を反映することも重要です。倉石さんから意見を集めるのでしょうか?藤田住民の主体的な参加を募り、共同作業をしたり対話をしながらファシリテーターが意見をまとめていくワークショップの開催が一般的です。コロナ禍においてはオンラインによる参加手法も試みていますが、活発な意見交流を生むためには、参加の臨場感・リアル感が重要であることが分かってきました。VR(バーチャル・リアリティ)、補助用のデジタルツールなどの活用方法の進展が課題です。倉石ワークショップでは、参加人数が限られており、住民を代表する意見が得られないという批判もあると思います。interview3はすぐには難しいことです。大石居住の誘導が難しい、という事実は、水害の懸念のある河川近くの住宅地など、災害リスクを抱えている地域では深刻な課題になりそうですね。倉石題もよく耳にします。藤田市街地の中に空き地、空き家・空き室が増えるスポンジ化という現象は、地方都市に限らず大都市でも進行が懸念されています。住宅の量は充足していますが、マンションなど新築のニーズが強く、それが既存ストックの活用を妨げているという背景もあります。倉石どれが空き家なのか、また空き家の持ち主は誰なのかという実態把握が難しい点も、既存ストックの利用が進まない理由の一つかもしれませんね。ただ空き家が増えている感覚は私の住んでいる地域でもあるので、身近な都市問題として感じます。加えて、最近は都市のスポンジ化の課住民参加ですね。どのように地域の皆

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