渋谷ならではのカルチャーをまちに展開渋谷民が描く未来出典:渋谷区まちづくりマスタープランキャプション4藤田住民の意見を収集するため、無作為抽出によるアンケート調査で統計的な有意性を担保し、その上でワークショップを行うケースがほとんどです。住民参加のアウトプットを行政計画にどのように擦り合わせるかは大きな課題ですが、ワークショップは熟議の場であり、その結果である集合的な創造性は、デジタル時代において一層意義が深まると考えています。プロジェクト実現型のプランへ大石る、というお話しがありましたね。藤田従来の都市計画マスタープランは「絵に描いた餅」と呼ばれるなど抽象的・総花的であることが多かったのですが、それを克服すべく実効性の高いマスタープランを模索しています。大石いはどのようなものでしょうか?藤田都市計画マスタープランは抽象的であ従来の都市計画マスタープランとの違都市開発のポテンシャルが大きい都心部などでは、長期的・網羅的な視点をもったマスタープランはあまり役には立ちません。状況がすぐに変化してしまうからです。そこで、特定のプロジェクト、例えば多様な主体が関わる都市開発プロジェクトを重点施策に位置付け、その実現化の方策を示すとともに、行政がリーダーシップを発揮して促進するための方針を示すプロジェクト型のプランが考えられます。倉石重点施策の実現を目指す、という観点からは、都市計画マスタープランにKPI(目標に対する達成の度合いを測るための指標)を設定す
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