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4きことをタイムスケジュールと併せて明確化しています。意外と難しい“現状把握”大平やはりオフィスや住宅よりもエネルギーの消費傾向の予測が難しいなと思いました。エネルギーの消費傾向の現状分析と予測や対策を講じるにあたっては、BEMSデータの利活用が非常に重要な要素になると思いますが、BEMSの整備状況を含め、データの利活用についてどのように考えていますか?坂井統計データを用いての答えではありませんが、大学キャンパスのBEMSの普及率は建物単位で約2割程度ではないかと推測しています。ただ、全ての建物に必ずBEMSを整備することも現実的ではないと思います。どの建物にどの程度の精度で計測し、データの収集を行い管理していくのかなど、エネルギーを重点的に管理すべき建物を選別し、BEMSを整備することが良いと考えます。BEMSの導入は建物の建設、維持管理運営上でのコスト増加要因となるため、管理上の重要度や施設の用途と規模などを十分に考慮したうえで導入することが効率的かと思います。大平エネルギーの消費状況等のデータ収集と分析には非常に有用なシステムではありますが、コストや維持管理の視点など、考慮すべきことも多いのですね。では、省エネ分析から少し視点を変えまして、先ほど范さんから、設備機器の設置年度や機器の効率の話がありましたが、機器側からはどのようなことが言えるのでしょうか。また、こちらも現地調査などを実施しているのでしょうか?坂井  NSRIでは分析の精度向上と実情に即した提案を行うために、各機器の仕様や設置年度、劣化状況等について、現地調査を含めて情報整理

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