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 第57回NSRI都市・環境フォーラム
 
『持続可能社会のビジョンとその実現シナリオ』

2012年10月16日(火)
NSRIホール
講師:内藤 正明氏(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター長)

内藤正明氏

1.持続可能社会が論じられる背景
2.持続可能社会の2つの方向(先端技術型モデル/自然共生型モデル)
3.先端技術型の限界と自然共生型への転換
4.自然共生型モデルの必要条件
5.その実現シナリオ
6.実現のための課題
7.新たな社会への変革(技術/産業、社会/経済、価値観/倫理観)

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  大変長らくお待たせいたしました。ただいまから第57回NSRI都市・環境フォーラムを開催させていただきます。
本日は、お忙しいところ、お越しくださいまして、まことにありがとうございます。本日のご案内役は、私、広報室の谷礼子でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、本日は、ご案内のとおり、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター長でいらっしゃる内藤正明先生からお話をいただきます。本日は、『持続可能社会のビジョンとその実現シナリオ』と題してご講演をいただきます。
内藤先生は、1962年に京都大学建築学科を卒業され、国立公害研究所総合解析部長、京都大学環境地球工学教授などを歴任され、2005年から現職についていらっしゃいます。
本日は、石油文明から新しい社会への発想転換とその具体的な方策についてお話を伺えるものと、大変楽しみにしております。
それでは早速、先生にご講演いただきたいと存じます。どうぞ皆様大きな拍手で先生をお迎えください。(拍手)

 

内藤 大きな拍手をありがとうございます。私は、実はめったに箱根を越えてこちらへ来ないことにしておるものですから、久しぶりに伺って、柄にもなく緊張するというか、もうちょっとフランクに言えば、やりにくいなという感じで伺いました。
幾つか最初に、前提のお話させていただきます。
私は、働き盛りに、茨城県で20年余り過ごしたものですから、ほとんど仕事の期間は関東で過ごしていた。特に、霞が関のお手伝いを末端でしていたものですから、霞が関のことも多少はわかっています。ところが、何故か最後の10年ほどを、辞めて田舎へ「行かざるはなんめい」ということで田舎へ行きました。その時、多分、2度と箱根の関は越えないだろうと宣言してきたんですが、今回、本当にこんなところで話をする機会を与えていただいて、喜んでいいのか、悲しんでいいのか、実はよくわかっていないのです。







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