Niwa Hideharu
数年前、中学生時代の同級生で埋めたタイムカプセルが30年ぶりに開封され、中に入っていた当時の作文が中学校から送られてきました。どれほど真剣に考えていたのかはわかりませんが、私の作文には、当時の川の汚染状況が書かれており、問題提起がなされていました。これを機に、自分はいつから環境問題や都市問題に興味を持っていったのだろうかと振り返ってみました。
中学3年生(1975年):川の汚染問題についての作文
高校2年生(1977年):レイチェルカーソンの「沈黙の春」を読む
高校3年生(1978年):大学進学進路の選択肢として建築学科と衛生工学科を選ぶ
大学3年生(1981年):建築学科で環境工学講座または都市計画講座を希望する
大学4年生(1983年):環境工学講座で環境・エネルギー問題の重要性を叩き込まれる
社会人(1986年から):日建設計で環境共生建築の設計に努める
社会人(1994年):環境・エネルギーシミュレーションをテーマに博士論文を書く
社会人(1995年):阪神大震災で被災、都市構造・都市防災に関する本を濫読する
社会人(2006年から):NSRIで環境・建築・都市の研究に関わる
社会人(2013年):初の著書「エネルギー自立型建築」を発刊
こうして振り返ってみると、「環境」「建築」「都市」というフィールドを永く指向し続けてきたように思います。