No.111

2017年01月31日

VIEW 10周年記念事業プロジェクトチーム
10周年記念事業 ~これからの10年に向けての第一歩~

NSRIは、昨年設立10周年を迎えました。これまでの活動をさらに多くの方々に知って頂くと共に、これからの10年に向けて新たな知のネットワークを構築することを目的として、以下のような企画を実施しました。今まで様々な機会においてアピールさせて頂きましたが、改めて昨年1年の取組をまとめてご紹介いたします。

タブロイドマガジン『P104』

『P104』(ぴーいちまるよん)は、次世代の都市について考える、NSRIにとってはじめての自社メディアです。さまざまな分野の第一線で活躍する次の時代を切り拓く方々へのインタビューや、NSRI所員の知られざる一面などを中心に、異分野の方にも興味をもって読んで頂ける紙面づくりを志向しました。特に第4号は「私にとってのPを語る」という趣旨で、Pから始まる単語をモチーフにした所員全員のコラムを掲載しました。

昨年中に1号から4号まで発行し、クライアントの皆さまに加え、大学、書店、コミュニティカフェ等に計14,000部以上を配布しました。
第5号は2017年春ごろ発行予定です。

タブロイド表紙写真1~4号

タブロイド表紙写真1~4号

10周年記念展示「Passion! for Sustainable Cities」

2016年10月3日(月)から12月2日(金)まで、日建設計東京ビル1階ギャラリーにて、10周年記念展示を開催しました。会場を3つ(Gallery、Theater、Library)に分け、会場構成・デザインは、アート・ディレクターの古平正義氏に、映像コンテンツは、クリエイティブ集団「Rhizomatiks(ライゾマティクス)」にご協力頂きました。トップクリエイターたちとの「共創」により、来訪者の皆さまに新たな企業イメージを伝えることを目指しました。
 

記念展示の様子

記念展示の様子

23 CELLS 東京23区の細胞

記念展示のTheaterにて常時放映した3面映像は、NSRIが分析した東京23区における様々な都市データを基に、東京23区を細胞の集合体としての生命体と捉えたものです。各区の居住人口、就業人口、地価、駅数などのデータを細胞の大きさ、動き、色などに置き換えることにより、都市に暮らす人々の営みと、まるで生命のような都市の拍動(ビート)を表現しています。

3面を利用した23 CELLS

3面を利用した23 CELLS

所員お勧めの本を紹介する「NSRI文庫」と
取組を紹介する「Group’s Week」

記念展示のLibraryにおいては、NSRIの上席研究員等のお勧めの本をコメントと共に展示しました。各々の専門書だけでなく時代小説なども挙げられており、「あの人がこんな本を読むんだ…」といった意外な発見もありました。
また展示の開催期間中は、NSRIの各グループが1週間ずつ持ち回りで「Group’s Week」と銘打ち、レクチャーやデモ、ディスカッション、クイズなどのイベントを行いました。基本的には各グループ員総出で企画に携わり様々な工夫をこらすことで、来訪者の方々にNSRIの取組を知ってもらうよい機会になりました。

10周年記念トークイベント
Powered by PechaKucha 「Passion! 都市の未来へ」

11月10日(木)には、展示会場にて記念トークイベントを行いました。プレゼンテーションにあたっては、世界920以上の都市で親しまれている20秒×20スライドを用いたペチャクチャ方式を導入。さまざまなジャンルにおいて時代を切り拓く8名が、都市の未来について熱く語り、170名以上が集まった会場は大いに盛り上がりました。

記念トークイベントの様子

記念トークイベントの様子

以上、NSRIの10周年イヤーにおける様々な取組をご紹介しました。
これらの一連の取組を通じて私たちが得られたもの、それは、多くの方々との「共創の輪」であったと思います。
今まで仕事上ではお会いすることがなかった方々との出会い。他分野における想像もしなかったようなアイデアとの遭遇。それに伴い私たちの目から落ちた鱗。新しい領域を切り拓くのは、社内外問わず新しい人との出会い、ネットワークであることを改めて確信しました。
これらの取組を通じて得られた「共創の輪」というレガシーをいかに活かしていくか。今年は、次の10年に向けて新たな一歩を踏み出すチャレンジの年となります。今後とも皆様のご協力・ご支援をよろしくお願いいたします。