2015年12月24日
VIEW NSRIの組織体制と取り組み
NSRIのニューズレター「VIEW」は、88号より各グループの取組み・サービスについてシリーズで紹介して参りましたが、
ここでちょっと一休み。
今号は、NSRIの働き方『NSRIスタイル』についてご報告いたします。
NSRIは2006年創業時より、ワークスタイルの変革を目指しノンテリトリー・フリーアドレス席を導入しました。
様々な所員がモチベーションを保ちながら就業継続ができる事を第一と考え、就労環境の整備を推進しています。
NSRIスタイルの主な取り組みとして、以下の3項目をご紹介します。
1.在宅勤務制度の導入
在宅勤務制度導入のきっかけは、2011年3月の東日本大震災でした。震災を契機にそれまで懸案だった事業継続性確保(BCP)とワークライフバランスの向上に向けた取り組みを行い、その第一弾が在宅勤務制度の導入でした。
当初、多くの所員が仕事の性質上、在宅勤務は難しいと難色を示しましたが、4か月間の試行を経て2012年1月より正式導入しました。
導入当初の実施率は10%前後でしたが、2年目から25%前後を推移し、4年目を迎えた現在は、4割を超える所員が在宅勤務を実施する月もあるほど定着しています(図1)。
さらなるワークスタイルの変革に向けて、2013年下期にテレワークPT(Project Team)を社内公募し、必要な施策やインフラを検討しました。
PTでは、NSRI所員のワークスタイルを分析し、その特徴によってManager、Walker、Traveler、Runner、Sitterに分類しました。
その上で、在宅勤務に限らない各ワークスタイルに適したテレワークの施策を検討、導入することで、生産性だけでなくワークライフバランスのさらなる向上を目指しました。
※テレワーク:情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方
PTメンバーの"Runner"と"Traveler"のテレワーク試行結果の一例をご紹介します。
テレワークに必要なICT環境、サテライトオフィス、在宅勤務などの作業環境を確保することで、拘束時間が削減された上、実業務時間・余暇時間は増加し、ワークスタイルが大きく変化しました。
テレワークPTの答申を受け、2014年より希望する所員は、モバイルWi-Fiルーターや社外ビジネスラウンジを利用しながらテレワークを実施しています。
在宅勤務制度やテレワークの取り組みが認められ、2013年2月に(社)日本テレワーク協会主催の第13回テレワーク推進賞の優秀賞を受賞しました。
NSRIが在宅勤務を含むテレワークを導入し定着した背景には、以下の2点が大きかったと思います。
2015年は「働き甲斐があり、ワークライフバランスを実現した、国内外にインパクトを与えることのできるシンクタンクになる」ことを目標とし「ワンダフル・ワークライフ・ワークプレイス(3W)」の実現を掲げて取り組んで参りましたが、このたび、平成27年度東京都いきいき職場推進事業における「東京ワークライフバランス認定企業」(多様な勤務形態導入部門)に認定されました。
詳細は以下リンク先(外部サイト)にてご確認ください。
東京都 TOKYOはたらくネット
2016年2月に開催される東京都主催「ワークライフバランスフェスタ東京2016」では、認定企業のブースに出展予定です。
東京都主催「ワークライフバランスフェスタ東京2016」
NSRIは2016年に創立10周年を迎えます。
この機にこのような認定を頂戴したのは、次の10年にむけての更なる変革の機会と受け止めています。2016年もワークライフバランス向上を目標とし、更に進化したNSRIスタイルを発信して参ります。