谷 皆様、大変長らくお待たせいたしました。ただいまから第34回都市・環境フォーラムを開催させていただきます。本日は、お忙しいところお越しくださいまして、まことにありがとうございます。
本日のご案内役は、私、広報室の谷礼子でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、本日は、ご案内のとおり、月刊情報誌「ミスター・パートナー」編集長でいらっしゃる井形慶子先生からお話をいただきます。
本日は、『なぜ「イギリスの家は古くて豊かで 日本の家は便利で貧しい」のか』と題してご講演をいただきます。
井形先生は、「ミスター・パートナー」の編集長でいらっしゃると同時に、ご自身でもご執筆活動を続けていらっしゃいます。そしてまた、何十回となくイギリスのほうにも行っていらっしゃいまして、日本人とイギリス人の家についての考え方の違いについて実感をしていらっしゃいます。ご著書の中でもそのことにはたくさん触れられていらっしゃいますけれども、本日は生活者の視点に立ってその辺のお話をくださることと、楽しみにしております。
それでは、早速、先生にご登場いただきたいと存じます。皆様、大きな拍手で先生をお迎えください。(拍手)
井形 皆様、初めまして。今ご紹介にあずかりました井形慶子と申します。よろしくお願いいたします。
今日は、以前の私の講演を聞いてくださいました、こちらの広報室の谷さんの方から講演のご依頼をいただきました。余り深く考えずに引き受けたんですけれども、すぐその後で、ホームページなどで、こちらが有名なスカイツリーですとか東京タワーを設計されている会社だということを知り、そして、先程與謝野顧問から今日の皆様のお顔ぶれを見せていただきました。私のお話がどのくらい皆様の心に響くものであるかわかりませんけれども、お話をさせていただきます。
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