→日建グループへ





 PDF版はこちらです→ pdf


(図48)

★プレスリリース用.jpg

これは、一応渋谷区にもお願いして、最終的に出してもいいよとそれぞれ言われているものを出しています。ハチ公前広場がここです。駅街区と言われている、先ほどの岸井先生の図にあったTの字形のところに建つのがこれです。岸井さんが、もうちょっと真ん中を落としてほしかったんだけどと言ったのはここの部分です。JRがここを通っています。西口の広場を挟んだ反対側に、僕らはプラザ街区と言っていますが、道玄坂1丁目のプロジェクトが立ち上がっています。ゴーストみたいになってい
るのは桜丘の開発。これは結構大きい街区開発です。これがセルリアンですね。セルリアンタワー、高いなと皆さん思ったかもしれませんが、あれよりも結構高いものが林立してくるまちになります。これは、昔、跡地街区と言っていましたが、今は跡地街区というのはどうも名前が悪いということで、南街区となっていますが、東急線のプラットホームがあったところに建ち上がる建物です。
私が無理を言ってお願いしたADの選定には、基本的にはいくつか条件をつけました。僕より年上の人は要らない。どうしてかというと、文句を言いにくい。僕より下だったら何か文句のあるときは言いようもあるかなと。何人か候補を挙げて、事業者の方とお見合いをしてもらった。それぞれ1人ずつ決めてもらいました。この駅街区は隈さんと日建のチーム。ここは妹島和世です。ここは手塚貴晴。桜丘は早稲田の古谷さん。跡地街区はシーラカンスの小嶋さん。今のところうまくいっていると聞いています。彼らもよくやってくれたと思います。フルターンキーで設計をして自分の作品をつくることに命をかけている人たちですから、巨大な開発ですから全部思ったとおりにならないわけです。当然、組織事務所とも協力しなければいけないし、いろんな協力体制をとっていかななければいけない。言ってみると、ちょっと中途半端な設計行為を強いるわけです。だけど、みんなやりましょうと言ってやってくれているのは、やはり渋谷という街の魅力なのだと思います。渋谷でなかったらこれだけのメンバーが集まったかどうかわかりません。
(図49)


これがハチ公前です。まだ検討中もいいところで、ハチ公前広場は随分大きくなりますけれども、先ほど岸井さんが言った地下街の入り口なんて邪魔で、これをどうするかという地下街の再編の問題などがいろいろあります。ここの提案は妹島さんです。なかなかおもしろい提案で、ハチ公前広場を奥に引っ張り込むようなデザインです。これはなかなかいけているのではないかと思っています。

(図50)
★特区用パース_鳥瞰.jpg 上がつくられてないんですが、これが東口の超高層。多分、今回の開発の中で一番背が高くなるところです。隈さんに頼んでいるところです。隈さんと日建とのチームが一番最初に建ってくる一番高い街区の担当をやっています。JRの上空と西口の建物は、大分先になると思います。

 

 

 

        10 11
copyright 2012 NIKKEN SEKKEI LTD All Rights Reserved