Fitwel

fitwelの概要

fitwelはCDC(米国疾病予防管理センター)とGSA(米国政府調達局)が2017年に共同開発した建築物等の性能評価システムで、WELL認証と同様に人々の健康とウェルビーイングに焦点が当てられています。一方、WELL認証と異なり審査は書類審査のみで、認証プロセスは相対的に簡易なものとなっています。現行の評価システムはfitwel v2.1ですが、新バージョンとなる fitwel v3が2023年12月にリリースされる予定です。

評価カテゴリーと認証レベル

7つの健康影響カテゴリーにまたがる12の評価項目が設定されており、利用者の健康に対してより強力で多面的な影響を与える要素ほど配点が大きくなっています。認証レベルは合計点に応じて1つ星から3つ星の三段階ですが、fitwelには必須項目が設けられておらず、合計点で90点以上を取得することが認証の条件となっています。

認証件数

WELL認証と比べて比較的安価かつ短期間で認証を取得できることから、公開以来世界で認証件数を伸ばしており、2023年6月時点で1,814件あります。一方日本ではまだ認知度が低く、公開されている中では国内の認証取得プロジェクトは2件のみです。