LEED

LEED
Leadership in Energy and Environmental Design

LEEDの概要

LEEDはアメリカの非営利団体U.S. Green Building Council (USGBC)によって開発・運用された建築や都市の環境性能評価システムであり、Green Business Certification Inc.(GBCI)が第三者機関として認証の審査を行っています。最新バージョンとなるLEED v4.1では対象となるプロジェクトの種類に応じてBD+C(建物設計と建設)、ID+C(インテリア設計と建設)、O+M(既存建物の運用管理)、Cities and Communities(都市とコミュニティ)、Residential(住宅)の評価システムが用意されています。LEED v4.1ではArcと呼ばれるWebプラットフォームによってエネルギーや水消費量といった建物の運用データを提出することが可能になり、申請時の負担を大幅に低減することができるようになりました。なお、2022年11月にはLEED v5の開発がアナウンスされ、リリースに向けた検討が進められている状況です。

評価カテゴリーと認証レベル

評価項目には9つのカテゴリーがあり注)、認証取得のためには各カテゴリーの必須項目を達成する必要があります。また、必須項目とは別に加点項目が設けられており、ここで取得したポイントの合計によって認証のレベルが決まる評価システムです。

注)LEED BD+Cの場合

認証件数

2023年6月時点でLEED認証(BD+C、ID+C、O+Mのいずれか)を取得しているプロジェクトは有効期限内のものだけで世界で20,307件あります。国別に見ると制度発祥地であるアメリカが11,061件と圧倒的に多く、日本は86件で20番目です。国内プロジェクトの認証レベルはゴールドが最も多く、最高位のプラチナはまだまだ少ない状況です。