所長年頭挨拶

2021年01月05日

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
本日行われました、所長 朝倉博樹による所員を対象とした「2021年 年頭挨拶」の概要を下記の通りご報告致します。



皆さん、新年明けましておめでとうございます。

昨年は新型コロナウィルスの流行が発端となり、在宅勤務をはじめとする働き方が大きく変化し、皆さんにも大変なご苦労をかけました。様々な面で多くの協力を得て、無事に新しい年を迎えることができ、感謝しています。

一方、新型コロナウィルス感染の終息が見えない中、日本のみならず世界を取り巻く社会、経済への影響は本年も続くと予測されており、私たちを取り巻く環境も厳しい状況が続くとともに、さらに大きく変化していくものと考えられます。

このような中、昨年末に、本年からスタートする新しい中期ビジョンを策定しました。
「日建グループのシンクタンクとして、持続可能な建築・まちづくりの実現を目指す」組織として、「イノベーションの推進」、「イノベーションを誘発するコアコンピタンスの洗練と開拓」、「コラボレーションの場の構築」の3つを活動方針として掲げました。
また、これらの活動方針に基づき、本年より日建グループのシンクタンクとしての「発信・受信力」と「連携力」を一層高めるために「イノベーション・プラットホーム」を設置するなど組織体制を再編し、「with/byond-COVID-19の都市・環境づくり」に向けて、より価値ある提案を行い社会に貢献できる専門家集団を目指していきたいと思います。

昨年の受託業務を振り返ってみても、ビッグデータの利活用や自動運転技術、ロボット技術など新たな技術の活用、パブリックスペースにおけるPPP(Public Private Partnership)など新たな事業や制度設計への取組みが増えました。また、クライアントの悩みやニーズに対して的確に応えるためには複数の専門領域や技術を融合することが必要な業務も増えてきたように思います。まさに人々の価値観や社会・経済・産業構造が大きく変わっていく兆しとも考えられます。

昨年の年頭の挨拶で、皆さんに一人一人が専門家としての存在を日々の活動を通じてこれまで以上に発信するなど、各々が自立したプロフェッショナルとしての旗を立てていく「旗色鮮明」を意識した活動をお願いしました。本年も同様の意識で日々の活動を展開することをお願いしますが、一点忘れてほしくないことは、自らの専門性を磨くとともに、専門領域に閉じこもることなく周辺領域に広くアンテナを張り、新たな技術や領域と連携していくことで仕事の価値を高める、あるいは新しい価値を生み出す取組みを積極的に行っていただきたいということです。

また、昨年は在宅勤務など働き方も大きく変化しましたが、これを機会に私たちの仕事に適した働き方やオフィス環境の整備に引き続き取り組みたいと思います。皆さんもどのようにすれば自らのパフォーマンスを最大化し、より効率かつ効果的に仕事が行えるかを考えて、実践していただきたいと思います。

最後になりますが、新型コロナウィルスの感染拡大は未だ続いており、感染防止には引き続き十分に留意され、日々の活動を行うことをお願いします。
皆さん、そして、その皆さんを支えるご家族のご多幸とご健康を祈念して、年頭の挨拶とさせて頂きます。

皆さん、本年もどうぞよろしくお願いします。


以上