小学館ビルのエネルギー性能検証

概要

キーワード
TABS、省エネルギー、性能検証
業務内容
「小学館ビル」は出版社としての創造的な作業を行う仕事場として、より快適で省エネルギーな空間とシステムを構築すること目標としたプロジェクトです。目標を実現する工夫の一つとして凹凸スラブを用いたTABS(Thermo Active Building System)と対流式空調システムを組み合わせています。運用フェーズにおいて空調システムが期待性能を発揮できるよう、BEMSデータとシステムシミュレーションを活用した性能検証を行い、改善提案を行いました。
技術的特徴
BEMSデータから空調システムの運転状況を定量的に分析し、運用上の課題を明確にしました。また、LCEMを用いたシステムシミュレーションを実施してTABS への送水温度、送水時間や外調機の運転時間等の調整に関する助言を行い、適切な運転とすることで初年度に比べ年間一次エネルギー消費量を16%削減することに貢献しました。

関係論文

外断熱建物における躯体蓄熱利用放射システムに関する研究(空気調和・衛生工学会)

主な担当研究員

受賞

  • 空気調和・衛生工学会 学会賞技術賞
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