ResReal

ResReal(レジリアル)の概要

ResRealは水害(外水氾濫、内水氾濫)、地震・津波、高潮、土砂災害など、自然災害ごとに不動産のレジリエンスを定量化・可視化する制度です。レジリエンス性能として、立地や建物性能などのハード面だけではなく、備蓄や訓練などのソフト面も評価されます。2023年1月末より「水害」のみ認証制度が開始され、一般財団法人日本不動産研究所が認証機関、株式会社イー・アール・エス、株式会社建設技術研究所が評価機関として運営されています。有効期限は3年間であり、モニタリング(申請の上、認証の有効性が確認すること)によって最大2年間の延長が可能です。2023年7月時点では、戸建て住宅以外の全ての国内竣工済建物について評価が可能であり、設計・建設中建物の評価システムが今後公開される予定です。

評価体系と認証レベル

①頑強性、②冗長性、③即応性、④代替性、⑤先進的取組・地域貢献の5つの分類で評価され、100点満点のスコアによって5段階のグレードが決定されます。申込後にリスクレポートを認証機関から提供され、そのリスクに対する対応等について、エビデンス資料とともに回答し評価を受けます。

認証件数(NSRI調べ)

2023年6月末時点でResRealの認証を取得している不動産は9件(水害)あります。最高ランクのPlatinumを取得した物件はまだありません。