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官民連携 都市計画・まちづくり

『公園が主役のまちづくり』のすゝめ

パブリックスペースの重要性が再認識される中、都市公園はまち全体への活力をもたらす起爆剤として期待されています。その実現に向けて事例を交え分りやすく解説している『公園が主役のまちづくり』(2022年2月刊行予定)をご紹介いたします。

COVID-19の流行により、私たちの日常生活は一変しました。“ニューノーマル”な世界では今後、物流、人流が都会に向かう従来の都市構造から、自宅周辺を中心とした一昔前の村社会に先祖返りすると言われています。世界に目を向けるとパリ市長が提唱する「15分圏都市」など自宅を中心とした市民の日常生活スタイルをまちづくりと連動させていく動きが加速しています。

そこで重要な役割を担うのがパブリックスペースです。「バイオフィリック・デザイン」の理念では、パブリックスペースに緑を取り入れることでまちの魅力が向上すると言われています。私たちの身近にありその効果を享受できる場所、それが本書の主役である都市公園です。

都市公園は都市・地域経営の観点からも重要な役割を担っています。ストック活用、民間活力導入等を念頭に公募設置管理制度(Park-PFI)が創設され、官民連携事業が全国で進められています。

NSRIでは、これまでいくつものパブリックスペースの利活用、近年では特に都市公園での官民連携事業の支援をしてきました。本書ではこれらの事業化プロセスの全体像や各検討項目の留意点等を可視化するとともに、NSRIの専門領域であるカーボンニュートラル、DX、ウォーカブル、エリアマネジメント等との融合策も提唱しています。さらに、日建グループ全体での取組みとして、パブリックスペースのデザインや運営などの実績やノウハウも紹介しています。
私たちが目指すゴールは、パブリックスペースの利活用だけでなく、まち全体の賑わいと居心地や住みやすさという見えない価値の向上です。本書は今後事業化を予定している全国の自治体や民間事業者、あるいはこれからパブリックスペースを学ぶ学生にとって有益な情報源になると確信しています。少しでもお役に立てれば幸いです。

『公園が主役のまちづくり』

パブリックスペースの作り方・活かし方

小川 貴裕 著・監修
工作舎 刊
2022年2月20日刊行予定
2000円+税

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