領域概要
エネルギー資源に乏しい我が国は、国際情勢に伴うエネルギー価格の高騰などの悪影響を受けやすい課題があります。国は「第6次エネルギー基本計画」で徹底した省エネルギーを推進するために「エネルギーマネジメント技術」を重要技術に位置づけています。
私たちは、豊富なエネルギー診断の実績で得られた知見とシミュレーション技術を活用して、建物のエネルギー消費量の無駄を見つけ、解決策をご提案します。
私たちは、豊富なエネルギー診断の実績で得られた知見とシミュレーション技術を活用して、建物のエネルギー消費量の無駄を見つけ、解決策をご提案します。
NSRIが取り組む上での特徴・アプローチ方法など
私たちは、様々な建物のエネルギー消費の無駄を見つける専門的な知識の下に、実効性の高いエネルギーマネジメントを実践しています。具体的には、建物の条件を加味して適正なエネルギー消費量を推定し無駄の大きさを推定する分析力、エネルギー消費傾向や様々な建物データから無駄を見つける洞察力、対象建物に適する省エネ手法に関する提案力、そして費用の調達方法を検討する経験を活用したサービスをご提供します。新築・既存を問わず、単一建物でも複数建物でも、設計フェーズから運用フェーズまで、補助金のご紹介などを含めて、様々なお客さまのお困りごとの解決を支援します。
業務内容1
新築建物のライフサイクルエネルギーマネジメント支援
新築建物の省エネルギーを徹底するには、建物の設計から運用に至るまでライフサイクルで建物のエネルギー性能をマネジメントすることが必要です。設計与条件の下に、建物のエネルギー消費量の目標値を設定し、設計・施工状況を基にシミュレーションで実現可能性を段階的に確認し、運用段階で実績値を基に実現状態を検証します。これらは一般的にコミッショニングといわれている手法になりますが、性能検証責任者(Cx-PE)の資格を持つ専門家を中心としたチームを構成し、支援します。
業務内容2
既存建物のエネルギーマネジメント支援
既存建物は、機器の経年劣化、設計意図と異なる運用など様々な要因でエネルギー消費の無駄が生じていることが多くみられます。建築仕様・設備仕様、エネルギー消費量、BEMS、建物運用に関するヒアリングなどの情報から、エネルギー消費の無駄に関する仮説を立案し、エビデンスを明確にして仮説を検証します。明確になった課題に対する解決策を提案し、シミュレーション等を実施して改善効果量を定量化します。また、各種補助金の活用提案なども可能です。
業務内容3
複数建物のエネルギーマネジメント支援
複数建物を所有されているお客さまは、どの建物から優先的に省エネルギー化を実施すれば良いのか、予算計画を含めてお困りのことが多いかと思います。建物用途、規模、竣工年、建築仕様・設備仕様、改修履歴、建物運用などに関するアンケートとエネルギー消費量の実績値を基に、省エネルギー化に関する建物優先度を整理します。また、優先度が高いと判断された建物に対して、費用対効果の分析の下に採用すべき省エネ手法の整理を行います。
業務内容4
地域熱供給施設に対するエネルギーマネジメント
地域熱供給施設は、需要家の建物の熱需要を集約化することで未利用熱利用や地域レベルで熱回収が可能なスケールメリットが活かせること、熱源設備の高効率化による熱供給エリア全体の省エネル化が実現できることが期待されています。一方、事業性の点では、熱需要に対する熱供給施設の水光熱費低減は重要課題です。多くの熱供給施設のエネルギー性能を分析し、シミュレーションなどを活用して運用改善や設備更新などによる省エネルギー化を支援します。
業務内容5
その他の支援
国は脱炭素の目標達成に向けて、建物や地域熱供給施設のエネルギー性能を高めることを重要視しています。模範を示すようなエネルギー消費量の低減を実現することは水光熱費低減による事業性向上だけでなく、賞応募でその実績を広く外部に示すことで企業の付加価値を高めることに寄与するものと考えます。多くの受賞経験を基に、支援します。