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所長年頭挨拶

本年もよろしくお願い申し上げます。 本日行われました、所長 石川貴之による所員を対象とした「2024年 年頭挨拶」の概要を下記の通りご報告いたします。


年頭挨拶に先立ち、能登半島地震、羽田空港事故で亡くなられた方々に心からのお悔みを申し上げるとともに、被災された皆様に心よりのお見舞い申し上げます。まだ余震の発生等、予断を許さない状況が続いており、救助活動に当たられている皆様の安全と、被災地の一日も早い復旧を祈念致します。

本年より、所長を務めることになりました石川です。皆様と共に、またコンサルティングビジネスの一端に関われることが嬉しく、ワクワクしております。一方で、野原理事長、朝倉会長を始め、歴代の所長、諸先輩方が順調に拡充されてきたNSRIを受け継ぐ責任の重さをひしひしと感じていますが、心強い皆さんと共に、更なる発展を目指したいと思います。

今朝、日建設計の大松社長の年頭ご挨拶の中で2024年の全社目標が示されましたが、NSRIの活動と関連の深いトピックを抜粋してご紹介します。
2024年の全社目標は「新しい世界に向かう」ですが、その中で、「脱炭素やウエルビーイングなどに関するコンサルティング業務を拡大する」、「NSRIとの連携により PYNT を拡充し、多様な専門家等との交流を促進する」という行動目標が示され、NSRIに対して、日建グループにおける重要な役割と大きな期待が込められていると感じました。

前置きが長くなりましたが、今年は、これまで以上にNSRIが日建設計と両輪になって「次代を拓くチャレンジ」の中心を担っていく年にしたいと考えており、皆様に以下の3つをお願いしたいと思います。

一つ目は、更なるスキルの向上とチームコミュニケーションの活性化です。NSRIはコンサルティングファームであり、具体的な戦略やアクションをソリューションとして提供できることに企業価値があります。その能力は個人レベルのみならず、組織の集合知としても発揮されることが求められます。
日常業務の中でも常に、個人の考えをチームの考えへ、そして組織の考えへと昇華して、社会や市場に高付加価値な提案を出していきましょう。そのためには、いわゆる「タコつぼ化」を回避するチームコミュニケーションを積極的に実施しましょう。

二つ目は、マルチタスク化への取組みによるT型人材としてのキャリアデザインです。得意分野や専門領域を確立することは個々人のキャリアデザインとしては必要不可欠ですが、分野や領域を横断する知見習得や実務経験も極めて重要だと感じています。幅広い領域の知見や経験を保持した上で確固たる専門性を有する「T型人材」となるべく実務を遂行して実績を重ね、その上で、「旗幟鮮明」を目指しましょう。

三つ目は組織ナレッジとしての人脈形成によるオープンプラットフォーム化の促進です。自らの専門技術の研鑽においても、ビジネス領域の拡張においても、領域を超えた、いわゆる「他流試合」が自分達の技術向上や応用力の獲得のための刺激や気づきを得るために不可欠だと思います。人脈とは極めて属人的・個人的なものですが、人脈を組織のナレッジとして共有し、社外とのオープンプラットフォームを形作ることを促進したいと思います。

最後に、私自身がここ数年掲げてきた日常生活における3つの目標をNSRIの役職員の方にも共有して新年の挨拶を終わりたいと思います。

① GIVE & GIVE(おせっかいスピリッツ)
個々人の知恵とストックを惜しみなく提供することで、困っている人を助け、時間と作業を節約し、仕事の質と気持ちを高めよう。

② WORK & LIFE BALANCE(組織的な働き方改革)
個々人のプライベートを大事にすることを共感の基盤に、リアルとバーチャルの適切なコミュケーションを選択することで、効率的な働き方とその「作法」を個々人が会得し、その結果を効果的成果として顧客に提供しよう。

③ POSITIVE COMMUNICATION(解決指向で思考する)
共感をスタートに肯定からコトにあたるため、まずは「イイね!」から始めよう。問題点があれば「どのようにすれば・・・」に置き換えて、課題解決指向で考えよう。

くしくも、昨年末の所員総会時に、お二人の取締役が私を「キャプテン」と称して頂きました。
私も現場の一員として、NSRIを「チーム」として強くしていきたいと思います。

年の初めに当たり、皆さんとご家族のご健勝ならびにNSRIの益々の拡充を祈念して、新年のあいさつとします。

以上