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所長年頭挨拶

本年もよろしくお願い申し上げます。 本日行われました、所長 石川貴之による所員を対象とした「2025年 年頭挨拶」の概要を下記の通りご報告いたします。


皆さん あけましておめでとうございます
今年の年末年始は北日本を中心に厳しい寒波に見舞われましたが、東京の天候は比較的穏やかで、良い新年になったかと思います。

この年末年始は、多くの方が9連休だったと思いますので、ご自宅でご家族とゆっくりお過ごしになった方、故郷に帰省され、ご両親やご親戚の方々との久々の会話に華を咲かされた方、長期休暇を利用してご旅行された方、様々な過ごし方をされたとは思いますが、今日、こうして元気な姿を拝見し、新しい年を皆さんと無事に迎えられたこと、うれしく思います。

ちょうど一年前の新年の挨拶では、冒頭、能登半島地震や羽田空港事故で亡くなられた方々へのお悔みと被災地の一日も早い復旧を祈念して始めました。
当地では復興後も、豪雨に見舞われるなど、自然の脅威を感じつつも、このような災害に対して街づくりに関わる当社としても、個人としてもその専門性を活かして貢献できるようなことを引き続き考えていかねばと想いを新たにされている方も多いかと思います。
災害からの復興に限らず、街の安全・安心に対するこうした想いを個々人が常に持ち、具体的に考え、行動してほしいとも思います。

さて、新年の挨拶の前に、昨年のNSRIを簡単に振り返らせて頂きます。
昨年も多くの仕事に恵まれ、所員の皆さんには多忙な状況を強いることになりましたが、大過なく、年初設定した目標を上回る好業績で一年を終えることができました。
この結果は皆さんの業務開拓努力はもちろんですが、所員各位の顧客の皆様からの信頼を得るに足る高い専門性と技術力が評価されていることの証左でもあり、改めて研究所の実力が着実にステップアップしていることを強く感じることができ、大変誇りに思います。
今年は、組織としても、所員の皆さんの健康、仕事と生活とのメリハリに一層留意しつつ、引き続き社会や顧客の信頼を得て、成長していきたいと思います。

今朝、日建設計の大松社長の年頭ご挨拶の中で2025年の全社目標が示されました。NSRIの今年の活動にも深く関連しますので、抜粋してご紹介します。
今年の目標テーマは「これからの進化を展望する」です。
これは、建設費の高騰、異常気象による災害の激甚化、生成AIの進歩など、我々を取り巻くビジネス環境が目まぐるしく変化する先端で、今年はその可能性と脅威に敏感になり、その上で私たちのこれからの進化を展望する年としたいという想いとのことです。
そして個別のテーマとして、「2030年以降を展望しよう!」、「適応力を高めよう!」、「非財務資本を充実させよう!」の3つが掲げられました。今年、日建設計は125周年の節目の年となり、そして来年2026年にはNSRIは20周年を迎え、今年はその準備をする、まさに2030年以降を展望するための大切な年となると思っています。
そうした変換点となる年であることを踏まえて、人事としては、取締役に新たな方々を迎え、日建設計との更なる連携強化を図ります。日建設計から水出喜太郎さん、木村由布子さんにご就任頂きます。水出さんには、環境関連ビジネスにおける一層の連携強化を、そして、当社初の女性取締役である木村さんには、都市分野での連携強化はもとより、日建グループのDE&I推進という視点からもNSRI経営に関わって頂きたいと思っています。
またNSRI役員の職位・役割を見直し、組織マネジメント体制を一新します。具体的には部門代表と主席研究員がクロスマネジメントで業務の品質、人財・技術開発を進めることでビジネス領域を拡大しつつ組織の持続性を高めていきたいと思います。
そしてビジョン・制度面では、2026-30年の中期経営計画の策定と人事制度の見直しに取り組みたいと思います。中期経営計画については、まさに2030年及びそれ以降を展望しつつ、中長期的な組織のありたい姿と経営基盤をビジョン検討のプロジェクトチームから提案頂き、来年から実行に移していきたいと思いますし、次期中期経営計画の礎となる職位や役割に応じた評価・報酬体系として、2026年から新しい人事制度をスタートさせるべく、見直しをしたいと思っています。

前置きが長くなりましたが、今年も、昨年以上にNSRIが日建設計と両輪になって「次代を拓くチャレンジ」の中心を担っていきたいと考え、今年のNSRIの全社目標となる「戦略的フォーカス」を個々人における“ネットワークの拡張”と“仕事と生活のメリハリ”の2点を重点テーマに置きました。
ネットワークの拡張は、業務における企画提案、他部門等との連携・協調によりクロス領域での業務展開、社内外での情報発信、各種の人脈形成や外部活動などがその具体的な行動にあたります。今年も昨年に増してPYNT活動との連携を強化していきたいと思いますし、NSRIとしてのネットワーク拡張の具体的なプラットフォームとしてPYNTを十分に活かして頂きたいと思います。
仕事と生活のメリハリについては、ずばり有給休暇取得10日以上を所員全員が達成することにしたいと思います。頭と身体を「リフレッシュ」することを意識すること、上長とのコミュニケーションで仕事の山と谷を計画的にデザインするなど、会社としても個人任せにしないよう取り組んでいきたいと考えています。

そして、この2つのコミットメントを実行することで、
「多様な知が集積したホットな専門家集団になる!」というありたい組織像を実現したいと思います。
この「ホット」の意味するところは、都市や環境のプロフェッショナルとして、クールでシャープな専門的知見を獲得しながらも、気持ちは常に「熱く」、そして、人にも社会にも「優しさ」で接することのできるそんな専門家集団でありたいとの想いです。来年は20周年を迎えるNSRIを皆さんとともに、そういう組織に創り上げて頂きたいと思います。

最後に、昨年同様ですが、ここ数年掲げてきた日常生活における3つの目標をNSRIの役職員の方にも共有して新年の挨拶を終わりたいと思います。


① GIVE & GIVE(おせっかいスピリッツ)
個々人の知恵とストックを惜しみなく提供することで、困っている人を助け、時間と作業を節約し、仕事の質と気持ちを高めよう。

② WORK & LIFE BALANCE(組織的な働き方改革)
個々人のプライベートを大事にすることを共感の基盤に、リアルとバーチャルの適切なコミュケーションを選択することで、効率的な働き方とその「作法」を個々人が会得し、その結果を効果的成果として顧客に提供しよう。

③ POSITIVE COMMUNICATION(解決指向で思考する)
共感をスタートに肯定からコトにあたるため、まずは「イイね!」から始めよう。問題点があれば「どのようにすれば・・・」に置き換えて、課題解決指向で考えよう。

年の初めに当たり、皆さんとご家族のご健勝ならびにNSRIの益々の拡充を祈念して、新年の挨拶とします。
 

以上