Hondo Yasuharu
地球環境が大きな社会問題として取り上げられるようになってすでに20年。他人ごとのように思ってきた時代はもう昔、今、私たちは本気でこの問題に取組まなければなりません。
一方で、皆思っているけれどもなかなか実践できないというのが本当のところでしょうか。
ところで、人が何かに取組むときのモチベーションは、それに対する効果をイメージできることもしくは実感できることで大きく変わるそうです。
これと同じで、環境問題に対する取組みを急速に効果的に進めるためにはイメージできる身近な視点が重要で、それは生活の基盤である「建物」単位から取組むことが近道ではないかと感じています。それは小さな取組み、小さな効果かもしれませんが、必ず「実感」できます。
さて、「建物」の環境負荷を考えた場合、どうやったらエネルギーを上手に使うことができるのかを長寿命的に考えることが必要です。またそもそもエネルギーはインフラとして様々な形で建物どうしをつないでいて、「建物」単位の小さな効果は無限に広がる可能性をもっています。さらに、「建物」は「人」が活動をする場ですから使い方に相応しい生活環境を創りつつ環境負荷の抑制を図る方策を考える必要があります。
そんなの当り前かもしれませんが、「人」のことを考えた「建物」「都市」の「エネルギーマネジメント」で環境負荷抑制に一役買いたいと考えています。