
研究員
河内 悠磨
Kochi Yuma
専門分野
- ESG戦略
- エネルギーマネジメント
ZEBを皆が知るようになり、次にカーボンニュートラルを目指す段階に入っています。温暖化対策や生物多様性は都市・建築分野で長く注力されてきました。単に環境のための慈善ではなく、無視しては事業継続にリスクがあるため取り組む必然性があります。そして必然性のあるテーマはビジネスチャンスとしても魅力的です。様々な立場が目線を合わせて連携すべき目標であると思います。
環境と「人」の両立は一貫して私にとって重要です。都市・建築・組織に属す人々の健康性・快適性・ウェルビーイングや、知的生産性・エンゲージメントなど、ヒューマンスケールな価値に熱意を注ぎたいと考えています。しかし「温室効果ガス排出量をネットゼロにする」に比べこれらは情緒的な目標で、KPIを立てづらいところに難しさがあります。また人の感覚や価値観は様々なので、それを軽視し安易に統計処理して均一な場をつくるのは危険だと考えています。場の評価軸を整理して、重みづけを調整し、過ごす個々の多様性を受容できる空間計画、技術導入、運用提案を目指します。
- 役職
- 研究員
- 所属団体
- 日本建築学会
空気調和・衛生工学会 - 出身大学
- 東京理科大学 工学部建築学科
東京理科大学大学院 工学研究科 建築学専攻 - 資格
- 設備設計一級建築士
一級建築士
建築設備士
CASBEE建築評価員
CASBEEウェルネスオフィス評価員
大切にしていること・もの

剣道と構え
独りっ子は幼少期に身近な衝突相手がおらず、早生まれで体の小さいのも相まって、気弱で頼りなく見えたのでしょう。母に巧く誘導され、剣道教室に通うことになりました。それから高校卒業までの12年間で、逞しくなれたかは分からないけれど、「先の先(せんのせん)」という構えに美徳を感じるようになったのは剣道のせいかもしれません。敵の思惑を察知して、敵が動作を起こす前に打つことを指します。
対戦相手を制すときだけでなく、仕事相手や仲間を大事にするということにおいても、私の構えは先の先であろうとします。観察と想像に気力を使って没入するあまり、好機に打ち込めていないことがあったら、ごめんなさい。
取り組み/事例紹介
Project Report
コラム/レポート
Ideas
日建設計総合研究所と外部の関わり/つながり