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About

私たちは、都市デザインと建築環境に関するエンジニアリングの融合のもと
「持続可能な社会の構築」を目指して活動しています。

松縄 暢

主任研究員

松縄 暢

Matsunawa Mitsuru

専門分野

  • ESG戦略
  • 都市DX
  • 都市計画・まちづくり

社会学者であるクラーク教授は、『The City as an Entertainment Machine』の中で、広い意味での「アメニティ」の存在が、人々を都市に惹きつけ、都市の成長をドライブする鍵だと指摘しました。アメニティとは、美味しいと評判のレストランであり、新たな感覚と出会える美術館であり、心躍るイベントであり、新鮮な空気を吸える公園でもあります。
こうしたアメニティ群、そしてその消費を通じた多様な体験がどれだけ豊富に存在しているかが都市の魅力であり、それらは、そこに住む人・訪れる人、立地する企業・施設、個々の空間、歴史的文脈など様々な要素が複雑に絡み合うことで生まれます。

一方、昨今はデジタル化の進展やニューノーマルな住まい方、働き方が普及する中、人々がまちに求めるものも常に変化を続けています。
こうした中、それぞれのまちが持つ魅力を見つけ出し、また新たな魅力を生み出し続けるためには、まちが上手く機能するために現状の仕組みをリデザインすることが必要です。

ビッグデータやテクノロジーを駆使したまちの魅力の可視化や、新たな制度・システムの設計、その実現のための柔軟な体制の構築など、様々なまちの仕組みをリデザインしながら、魅力あふれるまちの実現を目指していきたいと考えています。

役職
主任研究員
所属団体
日本都市計画学会
出身大学
早稲田大学 創造理工学部 建築学科 卒業
東京大学 公共政策大学院 経済政策コース 修了
資格
技術士(建設部門 都市及び地方計画)
外部役職
麗澤大学 都市・不動産科学研究センター 客員研究員(2022年度~)

好きな都市や場所

すべてがととのう都市、イギリス・ケンブリッジ

会社の制度を活用してリモートワーク&子育て生活を送った、人口10万人ちょっとのまちです。
大学施設を中心とした中世から続く街並みが多くの観光客を惹きつける「学園&観光都市」というのが最初の印象でしたが、実際に暮らして見えてきたのは、鉄道駅もショッピングモールも、水辺も牛が放牧された牧草地も、ノーベル賞受賞者ゆかりのパブも、世界的なバイオ・医薬品企業の本社も、すべての都市機能が徒歩や自転車でアクセスできる「究極のコンパクト・シティ」としての顔でした。時間の流れはゆっくり、街ゆく人もみな穏やかで、「いつかまた帰ってきたい」と一生活者として切に願いつつ、研究者としてはこの経験を「いかに日本のまちに生かしていけるか」に思考を巡らせ、日々の業務に取り組んでいます。

主な実績

  • 不動産周辺環境の評価指標「Walkability Index」の研究開発
  • 不動産IDの利活用促進・情報連携促進に向けた検討/国
  • 不動産パネルデータベースの構築及びデータ分析に関する調査研究/国
  • 不動産関連情報のデータ集約に係る基本計画検討/自治体
  • 都市への集積と税制に関する検討/公益団体等
  • 不動産会社のスマートシティ戦略策定支援/民間企業
  • 不動産投資判断指標に係る検討支援/民間企業
  • 渋谷未来デザイン設立支援/自治体
  • 立地適正化計画策定支援/自治体
  • 「東京の都市づくりの歩み」の企画・作成支援/自治体

主な出版物

  • 清水千弘編著(2020)『不動産テック』朝倉書店(第7章執筆)
  • 『新建築 2017年9月別冊 都市のアクティビティ日建設計のプロセスメイキング』 (執筆参加)

主な論文

  • 松縄暢, 藤田朗(2017)「居住誘導施策の費用便益分析:大都市圏郊外部におけるケーススタディ」, 都市計画論文集 Vol.52, No.3, 2017年10月
  • 清水千弘・馬場弘樹・川除隆広・松縄暢(2020)「Walkabilityと不動産価値:Walkability Indexの開発」, 東京大学空間情報科学研究センター Discussion Paper, 163

社会活動

  • 東京シティガイドクラブ会員