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私たちについて

About

私たちは、都市デザインと建築環境に関するエンジニアリングの融合のもと
「持続可能な社会の構築」を目指して活動しています。

丹羽 英治

上席理事

丹羽 英治

Niwa Hideharu

いつから環境や建築、都市に興味を持っていったのだろうかと振り返ってみました。
中学3年生(1975年):川の汚染問題について考える作文を書く
高校2年生(1977年):レイチェルカーソンの「沈黙の春」を読む
高校3年生(1978年):大学進学進路の選択肢として建築学科と衛生工学科を選ぶ
大学3年生(1981年):建築学科で環境工学講座または都市計画講座を希望する
大学4年生(1983年):環境工学講座で環境・エネルギー問題の重要性を叩き込まれる
26歳(1986年~):日建設計で建築設備設計、地域エネルギー計画に携わる
30歳(1990年):日建設計FACT「建築と省エネルギー」「環境親話」に出会う
34歳(1994年):環境・エネルギーシミュレーションをテーマに博士論文を書く
35歳(1995年):阪神大震災で被災、都市構造・都市防災について考える
46歳(2006年~):NSRIで環境・建築・都市の研究に携わる
53歳(2013年):著書「エネルギー自立型建築」を発刊する
62歳(2022年):「環境建築と省エネルギー街区の計画・設計」で空気調和・衛生工学会賞を受賞する

役職
上席理事
所属団体
日本建築学会
空気調和・衛生工学会
冷凍空調学会
出身大学
名古屋大学工学部建築学科博士課程修了
資格
博士(工学)
技術士(衛生工学部門)
一級建築士
設備設計一級建築士
建築設備士
外部役職
早稲田大学研究院客員教授

私の原風景

ライフサイクル・エネルギーマネジメント

NSRI発足前後、2004年から2012年ごろまで、10年近く続いた私のメインワークのひとつです。産・官・学のべ100人以上の人たちからなる開発チームを構築し、新たな手法の確立と汎用ツールの開発を推進しました。途中、さまざまな難問や課題があり、今でも、そのときに培った人脈とポリシー、エンジニアリングは大切にしています。このときに開発された「LCEMツール」という名のシミュレータは、現在もその名でNSRIや様々な組織において活用されており、それを見聞きすると大変うれしく思います。

日建設計総合研究所と外部の関わり/つながり

Publicity

主な実績

  • 関西電力/未利用エネルギーの有効利用に関する研究、2003
  • 関西電力/建築物のエネルギー性能評価手法に関する研究、2003-2005
  • 公共建築協会/公共建築物におけるライフサイクル・エネルギーマネージメントのための空気調和システムシミュレーションツール開発とその適用に関する調査研究、2004-
  • 大阪市都市工学情報センター/地域資源を活用した市街地整備方策検討調査(大阪市)、2005
  • 東京電力・中部電力・関西電力/都市のエネルギー生産性に関する研究、2005-2006
  • 東京ガス/街区のライフサイクル・エネルギーマネジメントのためのエネルギーシミュレーションツール開発研究、2005-2006
  • 関西電力/建物のエネルギーマネージメント手法に関する研究、2006-2009
  • 大阪市/エネルギー面的利用促進事業調査業務委託、2015
  • 低炭素投資促進機構/中之島3・4丁目地域熱供給プラントのネットワーク化及び未利用エネルギー活用によるエリアエネルギーマネジメントシステム構築マスタープラン策定、2017
  • 国土交通省/環境保全性を確保するための官庁施設の整備手法に関する調査検討業務、2017
  • 国土交通省/官庁施設におけるエネルギー情報の計測・評価方法に関する調査検討業務 2019-2020

主な受賞

  • 空気調和・衛生工学会賞・論文賞・学術論文部門/温度成層型蓄熱槽の蓄熱性能最適化に関する研究、1996
  • 空気調和・衛生工学会振興賞・技術振興賞/UNEP国際環境技術センター滋賀における自然エネルギー利用空気調和システムの開発、1997
  • 空気調和・衛生工学会賞・技術賞・建築設備部門/関電ビルディング/環境共生のモデルビルの実践、2007
  • 空気調和・衛生工学会特別賞十年賞/神戸関電ビルディングにおける省エネルギー性維持・改善の継続的取り組み、2011
  • 空気調和・衛生工学会振興賞・技術振興賞/京阪電鉄中之島線駅舎(大江橋駅)における河川水利用氷蓄熱式空調システムの計画と評価、2011
  • 空気調和・衛生工学会賞・論文賞・学術論文部門/コミッショニングのための冷却コイル特性実験とモデル精度の検証、2012
  • 空気調和・衛生工学会振興賞・技術振興賞/関西電力京都支店ビルの井水を活用した空調熱源システムの改修計画と評価、2012
  • 空気調和・衛生工学会振興賞・技術振興賞/足利赤十字病院における次世代型グリーンホスピタルの構築と検証、2013
  • 空気調和・衛生工学会特別賞十年賞/関電ビルディングにおける環境共生技術の維持・改善の継続的取組み、2016
  • 空気調和・衛生工学会振興賞・技術振興賞/関西電力病院における省エネルギー・省資源システムの計画と室内環境・エネルギー性能の検証・評価、2016
  • 空気調和・衛生工学会功績賞/ZEBの定義と評価方法に関する研究活動、2016
  • 省エネルギーセンター省エネ大賞 経済産業大臣賞/田町駅東口北地区におけるスマートエネルギーネットワークによる省エネまちづくり、2017
  • 空気調和・衛生工学会賞・技術賞・建築設備部門/ダイキンテクノロジー・イノベーションセンター(オフィス棟)の環境・設備計画と実施、2019
  • 省エネルギーセンター省エネ大賞 会長賞/液式調湿空調機(リキッドデシカント)の開発、2020
  • 空気調和・衛生工学会功績賞/ZEBのデザインメソッドの出版、2021
  • 空気調和・衛生工学会井上宇市記念賞・井上宇市賞/環境配慮型建築・省エネルギー街区の計画・設計、2022

主な出版物

  • 持続可能な低炭素都市を支えるエネルギー自立型建築、2013年9月,工作舎
  • ZEBのデザインメソッド 空気調和・衛生工学会編(共著)、2019年9月,技報堂出版

主な論文

  • 室内環境の超過危険率に基づくTAC気象データの評価・選定に関する研究、中原信生,西田輝幸,丹羽英治,島田謙児,空気調和・衛生工学会論文集16巻47号(頁:7-19) 1991年
  • 温度成層型蓄熱槽の蓄熱性能最適化に関する研究、丹羽英治(筆頭),関本芳孝,相良和伸,猪岡達夫,空気調和・衛生工学会論文集19巻56号(頁:57-68) 1994年
  • STUDY ON THE DYNAMIC BEHAVIOR AND EVALUATION OF ENERGY-ENVIRONMENT PERFORMANCE IN HVAC REFERENCE SYSTEM FOR BOFD:VAV空気調和システムの動的挙動とBOFDのためのエネルギー・環境性能評価に関する研究、朱穎心,丹羽英治,陳向陽,中原信生,日本建築学会計画系論文集59巻461号(頁:69-79) 1994年
  • VAV空気調和システムにおける制御パラメータの設定不全がシステムの動特性に及ぼす影響とその最適調整法に関する研究、丹羽英治(筆頭),渡邊剛,中原信生,日本建築学会計画系論文集60巻477号(頁:19-28) 1995年
  • 建築設備のライフサイクルマネジメントにおけるシステムシミュレーションの活用に関する研究 : 動的シミュレーションプログラムHVACSIM^+の再現性とフォルト検知への適用の検討、渡邊剛,丹羽英治,西谷義彦,鄭明傑,奥宮正哉,中原信生,空気調和・衛生工学会論文集32巻128号(頁:25-34) 2007年
  • コミッショニングのための冷却コイル特性実験とモデル精度の検証、山口弘雅,吉田治典,丹羽英治,渡邊剛,宮田征門,小田久人,塩谷正樹,空気調和・衛生工学会論文集34巻143号(頁:61-70) 2009年
  • 病院空気調和設備における気化式加湿器の性能評価に関する研究、田中英紀,丹羽英治,馬場尚志,空気調和・衛生工学会論文集38巻192号(頁:1-10) 2013年
  • 病院空気調和設備における水気化式加湿器の微生物汚染およびエネルギー性能に関する実証研究、田中英紀,丹羽英治,武田尚吾,高橋直樹,熊田瑶子,松岡紗矢佳,空気調和・衛生工学会論文集43巻259号(頁:11-20) 2018年