研究員を知る

People

日建設計総合研究所に所属する都市や環境の専門家をご紹介します。

取り組み / 事例紹介

Works

日建設計総合研究所の取り組んできた実績についてご紹介します。

コラム / ナレッジ

Ideas

日建設計総合研究所の自主研究から発展した
プロジェクトや現在進行中の様々な先進的取り組み、調査結果をご紹介します。

事業内容を知る

Services

日建設計総合研究所が取り組む、都市と環境に関する事業内容についてご紹介します。

採用情報について

Recruit

日建設計総合研究所の新卒採用・キャリア採用に関する
情報や取り組みをまとめています。

私たちについて

About

私たちは、都市デザインと建築環境に関するエンジニアリングの融合のもと
「持続可能な社会の構築」を目指して活動しています。

堤 遼

研究員

堤 遼

Tsutsumi Ryo

専門分野

  • エネルギーマネジメント
  • カーボンニュートラル・GX

私の専門は、建物や地域の省エネ・脱炭素です。入社以来、建築物や地域の課題解決を支援する一方で、主要国間における性能基準制度のような大きな枠組みに関する調査や議論をしてきました。こうした俯瞰的な視点と個別具体な視点を幾度も往復することで、知見を深め、昨今の多様な課題に対してより良い提案を行うことを目指しています。
また、専門から一歩出た取り組みとして、生活者の視点から都市にエンタメやメディアが持つ感覚的な魅力を融合させ、社会課題の解決手法をアップデートする研究にも取り組んでいます。データドリブンな手法とエンタメを掛け合わせることで、より楽しく、効果的な解決方法が生まれると信じています。
自らの専門をはみ出していく姿勢は学生時代から一貫しており、この「脱専門性」を追求する“Anti-disciplinary”の精神を実現したいと考えています。

役職
研究員
所属団体
日本建築学会
空気調和・衛生工学会
出身大学
東京大学大学院修士課程修了
千葉大学卒業

大切にしていること・もの

当たり前をより良いものに

私は群馬県赤城山の麓にある小さな村で生まれ育ちました。進学のために上京した際、故郷ののどかな風景を再発見すると同時に、これまで自分が「よくできた!」と感じていたことがそこではごく普通のことだと知り、周囲の優秀な人たちに大変驚かされました。
しかし、そのような環境にも辛抱強く身を置いていると、いつの間にかその新しい「当たり前」にも慣れ、自分なりの頑張り方を見つけながら次の「当たり前」へと歩んできました。この歩みを繰り返した経験が今の私を形作っています。 写真は、私の原点である故郷の風景です。

主な実績

  • 東京ゼロエミ住宅のあり方検討にかかる調査等業務/東京都環境局、2023
  • 「省エネ・再エネ東京仕様」改正に向けた調査委託/東京都財務局、2023
  • 所有建物群の省エネ化ロードマップ検討、2022
  • 2050年に向けた省エネ効果量試算、2020~2024
  • オフィスビルの設備性能検証、2020~24
  • 建築の環境価値定量化支援/JR熊本駅、2021
  • 大学施設のベース電力需要に関する分析/東京大学、2020
  • 大規模再開発における低炭素化・熱源検討支援、2020~2024
  • 空港における省エネ・感染症対策技術の開発・実証/関西国際空港、2021~22
  • 集合住宅のカーボンニュートラル化支援、2021~2024
  • スマートシティの環境・エネルギー目標策定、2022

主な受賞

  • 空気調和・衛生工学会第38回 振興賞 技術振興賞/JR 熊本駅ビル、2024
  • トウキョウ建築コレクション 全国修士論文賞10選、2019
  • Esri Young Scholars Award 国内最優秀賞(修士論文)、2019

主な出版物

  • 建築・都市×メディアの可能性を探る|メディアの変遷からの考察、日建設計note、2024
  • 建築の環境価値BOOK(発行:日建設計、制作:日建設計総合研究所)、日建設計HP公開、2021
  • 環境設計のための最強のネタ本 『建築の環境価値BOOK』① 一般公開はじめました!、日建設計note、2021
  • コロナが契機の環境親話~第1編 withコロナの新しい生活様式が地球環境を救う~、日建設計note、2020

主な論文

  • 学校施設におけるZEB認証建物の実態調査と省エネ計算によるZEB化検討、堤遼・竹永めぐみ・堀添智彦・門平健太・坪井隼人・岡垣晃・山田一樹・松田侑樹、空気調和・衛生工学会、2024
  • 空港における新型コロナウイルス感染症対策及び省エネ対策への行動変容技法の適用、堤遼・山田一樹・鈴木義康・久保夏樹、空気調和・衛生工学会、2023
  • 首都圏における都市生活者のサウナ利用実態調査 第2報 サウナ利用頻度に着目した都市内移動とサウナ施設利用実態、堤遼・小松航樹・大平達也、日本建築学会、2023
  • 大学施設のサステイナブル化に関する研究その17・18、堤遼・河野匡志・坂井友香・田中覚・赤司泰、日本建築学会、2021
  • 大学施設の環境負荷低減手法その28、坂井友香・河野匡志・堤遼・田中覚・赤司泰、空気調和・衛生工学会、2021
  • 認知・体験的観点からみた音環境記述に関する研究 −郊外駅周辺地域における試行調査−、堤遼・佐久間哲哉、日本建築学会、2020
  • 経験抽出法に基づく音環境体験の時空間的記述に関する研究、堤遼・佐久間哲哉、サウンドスケープ、vol.19 pp.60-72、2019(査読)

主な発表

  • サウンドスケープの記述に関する方法論の展開、日本音響学会スペシャルセッション招待講演、2021
  • Esri User Conference in San Diego, 2019