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都市計画・まちづくり

新たな鉄道沿線の未来を描く「京急沿線まちづくり基本構想」の作成

昨年度、京浜急行電鉄株式会社(以下、京急電鉄)からの委託により、沿線まちづくり基本構想の作成に携わりました。その概要をご紹介します。

京急電鉄は、品川から羽田空港、三浦半島などに至る路線を有する関東最古の鉄道会社としてブランドを確立しています。一方、沿線全域の発展に向けたビジョンの必要性が課題として挙げられていました。

本業務においては、京急グループ(鉄道だけでなくバス・タクシー、商業・リゾート施設運営等を含む)にとっての新しい価値を創造し、沿線の持続的発展を行うための「沿線まちづくり基本構想」の策定を行いました。

特徴として2点挙げられます。1点目は「定量・定性両面からの骨太なデータ分析」です。具体的には、沿線自治体における上位計画や競合他社の取組みなどの網羅的な調査に加え、沿線地域の土地利用・人口(将来人口予測、高齢者割合、駅周辺人口)・乗降客数・地価等を地図・グラフにて可視化しました。また、京急グループ社員100名弱によるワークショップに参加、社員の方々から得られた沿線の将来像に係る意見・アイデアなどを定性的なインプットとして戦略に盛り込みました。

2点目は「沿線全体のビジョン及び全駅の開発方針の検討」です。上記のデータに基づき、沿線のゾーン分け、デュアルコア・デュアルゲートウェイ等の拠点設定により沿線全体のビジョンを描くとともに、全73駅を9つのエリアに分け、各エリア特性を踏まえ各駅の将来像やまちづくりに係るアイデア等をとりまとめました。

今後は、上記の基本構想の推進に向けて、「沿線価値共創戦略」としてのブラッシュアップや、各駅の現況把握や施策の効果等を把握できるモニタリングツールとして「駅カルテ」の検討など、引き続き沿線における価値を共創するための支援を行っていきたいと考えています。
▲沿線のデータ視覚化の例(2020年から2040年の人口増加率) 出典:国勢調査2020年実績値、国総研将来推計2040年

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