
夫の転勤に伴い、スイスのチューリッヒ近郊の町で暮らし始めました。 渡欧当初は打ち込んでいた仕事から離れることに寂しさがありましたが、生活が落ち着いてからリモート復職可能という会社の制度の恩恵に預かり、海外リモート勤務を始めています。自然豊かな環境で子育てに専念という充実した時間を経て、また自分の専門領域の業務に携われることに感謝をしながら日々を過ごしています。
スイスと日本には7-8時間の時差があるので、日本の同僚とはこちらの朝一番に打合せを設定し、その後は作業時間に充てます。業務内容は個人で進めやすい調査やシミュレーション、資料作成を担当することで、「時差あり・出社なし」の海外リモート勤務でも大きな支障なく続けられています。

また、クライアントと直接のやり取りが難しく、達成感は以前に比べると得づらいという課題もあるのですが、その醍醐味は帰国してからの楽しみに・・と考えています。



夫に海外勤務の辞令が出た時は、様々な不安がありましたが、自分の重ねたキャリアを手放さずに続けられていることには、夫と自分の会社に感謝しかありません。
私のような事例が特別ではなくなり、一定期間のスローダウンやブランクを経てもキャリアに戻れるような土壌が整っていくことを願っています。