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私たちは、都市デザインと建築環境に関するエンジニアリングの融合のもと
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ヘルシンキで垣間見た、多様性と包括性

「建築・都市空間におけるインクルーシブ・デザイン」の視察でヘルシンキを訪れました。 歴史あるスタジアムも、まちの中心部の新しい図書館も、時代に合わせて運用面でもアップデートされ、市民に大切に使われていることがうかがえました。

まず訪れたのは、1938年竣工のフィンランド国立ヘルシンキ・オリンピックスタジアム。

車いす席は、1階席の床に番号が振られている。36,000席のうち、車いす席は89席
車いす席は、1階席の床に番号が振られている。36,000席のうち、車いす席は89席
 
1952年ヘルシンキオリンピック、2005年世界陸上大会をはじめ、築80年の今でも現役の競技場・コンサート会場として使われています。継続的に改修を重ね、2020年には地下部分を増築し、体育館や練習トラック、セミナールーム、集中のための瞑想スペースなどが設置されています。
 
集中をサポートする空間は 天窓があり空が見える
集中をサポートする空間は 天窓があり空が見える
ヘルシンキ中央駅の直近にある中央図書館「Oodi」。障がいを持つ当事者や専門家を含めた市民参加型の設計プロセスを通じて、多様なニーズを反映。名称選定から施設配置まで市民投票で決定されています。2階のスタジオは、自由に使える3Dプリンタや大型プロッター、PCモニタ、ミシン等のモノづくり道具を備え、さながら大学のよう。
圧巻は3階。図書館でありながら、仕切りのない大空間に、カフェ、リビング(カウチソファで熟睡する人も)、子供の遊び場、眺めのいいテラス、大きな階段席、もちろん勉強するコーナーもあり、居場所を感じることのできる空間でした。

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