
仕事を通じて直接触れる機会の少ない施設や知見の獲得に加え、所員同士の交流を深めることを目的とした社内イベント「大人の社会科見学(2025)」を開催しました。本企画は2008年より毎年恒例となっており、今年は「いのちと循環」をテーマに、関連施設が集まる木更津市にて、「クルックフィールズ」および「かずさDNA研究所」などを訪問しました。他分野への理解を深める貴重な機会になったことはもとより、日常と異なる所員の一面を垣間見る良い時間となりました。
NSRIでは、働き方改革のキャッチフレーズとして「ワンダフル・ワークライフ・ワークプレイス=3W」を掲げ、より良い職場環境の実現に向けた取り組みを進めています。「大人の社会科見学」は、その取り組みの一環であり、日建グループの創業記念日に毎年実施される所員同士のコミュニケーションを促進する恒例イベントになっています。

最初に訪問したのは、千葉県木更津市にある「クルックフィールズ」です。同施設は「農と食、アートと自然」をコンセプトに掲げ、敷地内ではサステナビリティに配慮した多様な取り組みが実践されています。生活する上で必要な要素が互いにつながり、循環していることを改めて感じることができました。
施設内のレストランでは、場内で育てられた有機野菜や、平飼いで育てられた鶏の卵、酪農場で作られた新鮮なチーズなど、採れたての食材を使用した料理を楽しむことができ、自然の恵みを体感する貴重な時間となりました。

次に訪問したのは、「かずさDNA研究所」です。研究員の方からDNA研究および研究所の活動について講義を受けた後、施設見学を行いました。DNAと建築・都市は直接的に関連する分野ではありませんが、環境保全やSDGsといった共通の枠組みにおいては、目指すゴールに多くの共通点があることを実感し、他分野の知見を理解することで分野横断的視点の重要性を深める有意義な機会となりました。
帰路では「海ほたるパーキングエリア」に立ち寄り、東京湾の景色を楽しんだ後、貸し切りバスは無事東京駅前に到着し、貴重な体験とリフレッシュのひとときを終えました。
