
NSRI では部門間および役職間の交流促進、各自キャリア構築に必要な知見蓄積を目的に、2025年から「現地現物研修」を実施しています。所員が提案し、その中から各自が興味のある研修に参加する制度です。提案10件の中から私は、「1泊2日でソウル!日本橋川の再生にも追い風になった清渓川(チョンゲチョン)の現場を見学。大都市の中における河川空間や自然の確保の仕方について考察するとともに隣国の異文化に触れて視野を広げる」に参加しました。

研修1日目、インバウンドで賑わう景福宮や周辺の北村韓屋村を散策後、日建設計ソウル事務所のキムデジュン所長、キムウンヒ副所長にソウルや周辺地域の都市開発の現状だけでなく、爆弾酒ともいわれるソメクの作り方も教わりました。

研修2日目は、時代に翻弄された清渓川とその周辺地域の復興再生について学ぶため、清渓川博物館へ。無料ながら、工夫された展示方法や豊富な資料により、復元事業への理解を深めることができました。個人的には、漢陽と呼ばれた頃のソウル古地図を、清渓川や四大門を目印に現在との位置関係を眺めるのも、ちょっとしたタイムトラベルのようで楽しかったです。

その後、博物館から東大門まで、かつての高速道路の橋脚やパブリックアート、羽を休める川鳥を見ながら、今では市民の憩いの場となっていることに感慨深く遊歩道を散策しました。

現在、首都高日本橋区画の地下化工事が行われていますが、いずれ日本橋に拡がるであろう広い空に思いを馳せる研修となりました。



