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モビリティ 新たな研究分野など

第3回モビまち研シンポジウムを終えて

第3回モビまち研シンポジウムを開催しました(2025年2月26日(水)、神田スクエア)。当日は、会場に80名、オンラインでは520名の方にご参加を頂き、大変多くの方がまちづくりにおける「モビリティハブ」に関心をお寄せいただいていることを実感するとともに、本研究会プラットフォームの重要性を再認識しました。

最初に、国交省の田中成興氏から、「まちづくりにおけるモビリティハブへの期待」のご講演を頂きました。社会課題・地域課題の解決に貢献するモビリティハブとして求められる付加価値のご紹介では、まちづくりにおけるモビリティハブの可能性を再認識することができました。また、主導する主体に応じた、モビリティハブの展開に当たっての強みと課題についてもご紹介をいただきました。今後の日本でのモビリティハブのさらなる展開に向けて、多様な主体が関わりWIN-WINで協働するための示唆を頂けたと思います。 当社の本多久美子研究員からは、「欧州におけるモビリティハブ先進事例」について講演を行いました。ミュンヘンの「あくまで移動手段を提供するもの」としてのモビリティハブや、ロンドン・バーミンガムの「単なる交通結節点でない」モビリティハブなど、都市によって位置づけが異なるモビリティハブを、機能やデザインの視点から整理を頂きました。さらには、円滑な運営のための各都市での行政と民間の役割分担や契約方法、調整方法のご紹介を頂き、モビリティハブの継続的な運営にむけた有益な知見が頂けたと思います。
パネルディスカッションの部では、名古屋大学の森川高行特任教授、同大学の金森亮特任教授、早稲田大学の有賀教授、東京理科大学の西田司准教授が加わり、「今後のモビリティハブ」というテーマで積極的な意見交換が交わされました。まちづくりの中にモビリティハブの位置づけを定めること、官民連携でのモビリティハブ整備のための事業制度の整備、データを活用した展開、多面的な風景の創出など各先生の様々な視点から、今後のモビリティハブに求められる要素を伺うことができました。

本シンポジウムを通じて、モビリティハブの更なる展開に向けて様々な主体・視点で協働して取り組む重要性を再認識することができ、モビリティ分野の企業・団体に加えまちづくり分野の企業・団体にも広く参画いただくプラットフォームとして、今後のモビまち研の活動に関する示唆が得られました。これからも、より多くのまちづくり関係者の方々に、先進モビリティへの関心をもって頂くとともに、プラットフォーム参加者が一丸となった政策提言に繋げられるよう努めてまいります。
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