概要
業務内容
北前船で栄えた三国湊や現存12天守の1つの丸岡城、日本有数の観光地の東尋坊を有する福井県坂井市の歴史的風致維持向上計画(歴まち計画)の策定を支援する、2年間にわたる業務。前年に策定された市の文化財保存活用地域計画を踏まえ、指定・登録文化財に加え、未指定・未登録の文化財を含む歴史的資源を、シビックプライドの醸成や観光振興に活かすための計画を策定しました。市の様々な歴史的風致を検討し、重要文化財を有する三国と丸岡地域を重点区域に設定し、今後10年間で実施すべき事業や歴史的風致形成建造物の検討等を実施しました。弊社は主に三国地域を担当しました。(TIT・アーバンデザインセンター坂井とのJV)
技術的特徴
福井県では初の歴まち計画。本計画を管轄する国土交通省の先進的な歴まち計画の調査業務の従事経験を生かし、当初から2期目の計画を見越し、1期で実現可能な計画と2期以降で実現可能な内容を分けながら、長期的な視点をもって、無理なく実行できる計画策定に努めました。
補助事業等の対象となる重点区域を効果的に設定するために、地域で歴史的に行われてきた様々な漁業の営みや文化、それにまつわる建造物、地域の人が大切にする地蔵堂や伴奏がない特殊な踊りの文化等、あまり知られていなかった隠れた文化資源を、現地調査や地元の方へのヒアリング等を行いながら発掘し、関連づけることで広域な重点区域を設定することができました。
補助事業等の対象となる重点区域を効果的に設定するために、地域で歴史的に行われてきた様々な漁業の営みや文化、それにまつわる建造物、地域の人が大切にする地蔵堂や伴奏がない特殊な踊りの文化等、あまり知られていなかった隠れた文化資源を、現地調査や地元の方へのヒアリング等を行いながら発掘し、関連づけることで広域な重点区域を設定することができました。