概要
業務内容
建物で使用されるエネルギーには、電気エネルギーに加えて、空調や給湯などの熱エネルギーも挙げられます。カーボンニュートラル化の実現に向けて、太陽電池をはじめ電気エネルギーの再エネ化が進展していますが、併せて熱エネルギーの再エネ化も進める必要があります。そこで本調査では、みなとみらい21地区を対象エリアとして、熱供給施設において製造される熱エネルギーの脱炭素化の可能性について、調査検討を行っております。
技術的特徴
建物における空調や給湯に関する熱エネルギーは、化石燃料の直接燃焼により製造される場合と電気エネルギー(ヒートポンプなど)を活用して製造される場合に大別されます。本調査では、主に前者の脱炭素化に着目して、みなとみらい21地区の熱供給施設他における熱エネルギーの利用量を対象として、水素エネルギーの利活用の可能性について調査検討を行いました。調査検討では、将来における熱エネルギーの利用想定、水素エネルギーのサプライチェーン構築に関する想定なども見据えて、需給バランスを考慮したロードマップの作成を行っています。